膀胱炎は意外と多い

 

トイレに行きたい感じが続いて、おしっこのたびに痛む。

体の構造上、男性より女性の方がなりやすいといわれている膀胱炎。

急性なら数日で治ることが多いけれど、できればかかりたくないものです。

冷えや疲れが大いに関係するこの病気、冷房と夏バテのシーズンこそしっかりと予防・対策を。

3日以内に治る急性膀胱炎

原因

尿道から大腸菌などの細菌が入り込んで、膀胱で繁殖して炎症をおこすと、この急性膀胱炎になります。

細菌が入ると聞くと何やら怖い感じもするけれど、実は、最近はしょっちゅう膀胱を出たり入ったりしています。

細菌が入っても、体が元気な時は免疫システムが働き、菌は尿と一緒に排出されるので問題ありません。

ところが、過労や風邪、冷えなどの状態が続くと、免疫力が落ちてしまいます。

こうした時に、細菌が大量に入ってくると対処しきれず、発症してしまうのです。

症状

最初のサインは排尿時の違和感です。

炎症が進むと、下腹部痛や排尿痛などが起きてきます。

尿が濁ったり、血が混じることもあります。

何度もトイレに行きたくなるわりに、行ってもあまり尿が出ない、なども典型的な症状です。

きちんと対処すれば、通常は3日~1週間ほどで治まります。

【こんな症状は要注意】

  • 排尿するときに痛い
  • たびたびトイレに行きたくなる
  • 尿が濁っている
  • 残尿感がある

予防&対策

体を温め、休む

膀胱炎は、疲れのサインです。

なってしまったら、生活のペースを落とし、とにかく体を休めましょう。

特に症状のピークである2~3日目は無理をしないことです。

冷房も避け、腰や首周りを温める服装を心がけてください。

SEXのあとはトイレへ

細菌が大量に入りこむシチュエーションはいくつかあるけれど、性交をきっかけに発症するケースは多いです。

疲れている時や、膀胱炎になりやすいという人は、SEX後はトイレに行く習慣をつけてください。

急性期は水分をたっぷり摂る

膀胱で繁殖してしまった細菌は、まめにトイレに行くことで追い出します。

水分を多めに摂りましょう。

1日1~1.5リットルが目安です。

ただし、痛みが取れ、症状が落ち着いてきたら飲水量は元に戻し、トイレも我慢気味にします。

排尿回数が多いと、再度細菌が入り込む要因になります。

市販薬も利用

初期症状が出た時に、市販薬で素早く対処するのも一案です。

膀胱炎治療用には、漢方薬が市販されています。

ただし、2~3日のんでも症状が改善しないようなら病菌へ行ってください。

こじらせる前に行ってください。

年に何度か起き、1~2週間続く間質性膀胱炎

原因

きちんと予防しているのに1年に4~5回、猛烈に下腹部が痛くなる。

そんなケースは、膀胱の粘膜の下に慢性的に炎症が起きている間質性膀胱炎である可能性があります。

通常の検査では見つからないことも多く、”慢性骨盤痛症候群”と総称されることもあります。

痛みの原因がわからずに悩んでいる女性も少なくありません。

泌尿器科などでは、膀胱を水で膨らませる検査で診断することもあります。

ただ、症状からもある程度判断はつきます。

心当たりがある時は、まずは専門医を訪ねてください。

症状

頻尿や残尿感があるのは急性膀胱炎と同じです。

さらに膀胱だけでなく、外陰部や脇腹などが痛むことも多いです。

こうした症状が1週間以上続き、季節の変わり目や、生理前に起きるなど期間にパターンがあるのも特徴です。

【こんな症状は注意】

  • 頻尿である
  • 下腹部や外陰部などが痛みむ
  • 排尿痛がある
  • 生理前に痛む
  • 以上の症状が1週間以上続く

予防&対策

いたくなる前に痛み止めを。

炎症で痛みが起きている時は抹消神経が常に刺激されます。

こうした症状が続くと痛みへの”いき値”がさがり、炎症がなくても痛むようになってしまうのです。

それを防ぐには、”なるべく痛ませない”ことが基本です。

痛みを感じたら、早いうちに痛み止め薬を飲むようにしましょう。

体の変化をよく観察。

慢性の膀胱炎に悩むのは、たいてい多忙な女性です。

体の調子が悪くてもそれを無意識に抑え、症状を悪化させてしまいます。

間質性膀胱炎は完治が難しい病気です。

上手にコントロールして付き合うことが必要です。

体の変化に敏感になり、痛みが出やすい時期を把握して対策をしてください。

食べ物に注意

カフェインやアルコール、辛いものなどの刺激物が、症状を悪化させることがあります。

チョコレートやナッツ、フルーツで起きることもあります。

ただ、原因となる食品は人によって違うし、体調が良ければ食べても大丈夫という場合が多いです。

体の調子と相談しながら食べましょう。

怖いのは腎盂炎

特に急性膀胱炎で気を付けたいのが膀胱から腎臓に細菌が逆流することで起きる腎盂炎です。

膀胱炎が長引いたり、細菌の数が極端に多いと、まれに起きることがあります。

症状は、38℃以上の高熱と尿の濁り、背中の痛みなどです。

放っておくと死にいたることもある怖い病気、膀胱炎と併せて前述のような症状が出たら病院へ行きましょう。

膀胱と関わりが深い骨盤底筋群

文字道り骨盤の底にあり、膀胱や子宮、膣などを支える、大切な役割を果たす骨盤底筋群。

ここがゆるむと、骨盤痛症候群をはじめ、性機能障害や腹圧性尿失禁など、さまざまなトラブルになります。

意識して使わないと退化していく筋肉です。

20歳を過ぎるころから働きは徐々に低下します。

若いうちから鍛えておいてください。

トレーニング法は、お腹とお尻の力を抜き肛門と膣を締めて持ち上げます。

そのまま3~10秒キープします。

これを一日10回以上繰り返します。