抜け毛の対策はストレス管理から


近年、抜け毛に悩む女性が増加傾向にあります。

女性の抜け毛は30歳前後と50歳前後にピークを迎えます。

女性は産後、ホルモンの影響で髪が抜けやすくなるほか、30歳前後は仕事や育児のストレスを訴える人が多く見られます。

また、50歳前後は更年期で抜け毛が目立ちやすくなるケースがほとんどです。

抜け毛で悩む人は、ほとんどが心の悩みを抱えているため、頭皮のケアと同時にメンタルケアも欠かせません。

頭髪についてはこれまで専門医師がほとんどなく、医学的に確かな情報が一般に日広まっていないため、過度に不安を抱きやすいのです。

必要以上に悩まないためには、きちんとした知識を得ることが必要です。

髪の寿命とメカニズム

1本の髪の毛の寿命は、平均約5年(2~7年ぐらい)です。

寿命が終わると成長が止まり、自然に抜け落ちます。

人の髪の毛の量は一般的に約10万本前後あり、そのうち約1割が寿命を超えていて3ヶ月かけて徐々に新しい髪と入れ替わっています。

つまり3ヶ月(約100日間)で約1万本の髪が抜けていることになります。

これを1日で計算すると約100本です。

ただし、抜ける毛の量は毎日一定でないため、日によって50本だったり200本だったりします。

寿命を終えた髪が再び生えるサイクル

 

成長期

毛根が頭皮にしっかり根づき、髪が伸び続けている状態です。

頭髪の約9割が成長期です。

2~7年ほど続きます。

退行期

毛母細胞が分裂をやめて髪がそれ以上伸びなくなり、毛母が毛乳頭細胞から次第に離れていきます。

休止期

毛母と毛乳頭が活動をやめ、しばらく休みの状態になります。

は自然と抜けやすくなります。

頭髪全体の約1割です。

成長期初期

毛乳頭を覆うようにして新しい毛母細胞が誕生し、真皮層の内側から再び新しい毛が伸び始めます。

抜け毛の原因

脂漏性皮膚炎

主な症状は、普通にシャンプーしていてもフケやかゆみが治らない、皮脂が多くなって髪がすぐベタつくなどです。

脂漏性皮膚炎を引き起こす原因はマラセチア菌という真菌です。

この菌は誰にでも常在していて、ふだんはおとなしくしているが、皮脂の増加などによって増殖すると頭皮に炎症を起こし、悪化すると炎症が毛穴に波及して脱毛を引き起こします。

治療は、医院で抗真菌剤入りのシャンプーを処方してもらって自宅での洗髪になります。

円形脱毛症

頭髪が一部分だけ抜けて円形に地肌が露出します。

2か所以上同時に起きたり、重症のびまん性脱毛症では頭全体に及んだり、眉毛や体毛まで抜ける場合もあります。

ストレスが原因と考えられているが、因果関係は不明で、現在では、毛母細胞をリンパが敵とみなして攻撃してしまう自己免疫疾患のひとつという考え方が有力です。

治療は発毛剤や頭皮の血流を改善する薬を処方します。

重症でも約半年ほどで髪が生えそろってくるケースが多いです。

髪にいい生活

質の良い睡眠

髪にいい生活=心身にいい生活。

心と体のためにプラスになる生活を送れば髪にもいい影響がでます。

睡眠は時間よりも質が大切です。

短くても深い眠りで体と神経をしっかり休ませられればOKです。

ふだん眠りの浅い人は週1日でもゆっくり眠る日を設けてください。

 

きちんとした食事

毎日の食事ではビタミン類とミネラルをきちんと摂取することを心がけてください。

なかでも毛髪の発育に関わる皮膚の代謝を促すのは、ビタミンH(ビオチン)と亜鉛です。

食事が不規則な人はマルチビタミンやマルチミネラルのサプリメントで補う方法も考慮してください。

 

地肌に合ったシャンプー

抜け毛が気になる人は、シャンプーを選ぶとき、髪質ではなく、地肌のコンディションに合わせて選んでください。

皮脂が多い人はオイリー肌用など皮脂をしっかり落とすシャンプーで、指の腹を使って頭皮をまんべんなくマッサージします。

回数は1日1回で十分です。

 

禁煙

タバコに含まれるニコチンは抹消の毛細血管を収縮させます。

髪の栄養は血液に乗って血管を通して運ばれるので、抹消の血管が収縮すると毛母細胞に栄養が行き渡らなくなり、毛母細胞の機能低下を招くことになります。

抜け毛が気になる人はぜひ禁煙してください。