婦人病:若い女性でもなりやすい婦人病。症状と注意すべきサインを学ぼう。

こんなにあります。婦人科の病気。

気をつけるべき12の病気をピックアップ。あなたは大丈夫!?

子宮内膜症

どんな病気?

普通は子宮の内側の表面だけに存在する子宮内膜が、卵巣や骨盤の壁など、違う場所に出現してしまう病気です。

経血の逆流などいろいろな説があるけれど、詳しい原因は不明だそうです。

場所は間違っているけれど内膜なので、月経のたびにそこから出血します。

行き場のない血液がその周りに溜まり、さまざまなトラブルを引き起こします。卵巣の中に溜まると卵巣が腫れる卵巣嚢腫の一種、チョコレート嚢腫の原因になるし、卵管にできると不妊の一因になります。

子宮の外側にできると骨盤やほかの臓器とくっつく「癒着」を起こして、悪化すると腹膜炎になることもあります。

子宮内膜症の典型的な症状は、生理のたびに寝込んでしまうくらいの激しい月経痛です。

子宮の筋肉の中に内膜ができる”子宮腺筋症”では、経血が増えることもあります。

こんな人は注意!

  • 月経痛が重い
  • 生理のときに吐き気がある
  • セックスや排便のときに痛む
  • 腰痛がある

予防と対策法

まずは内診と超音波検査をします。

若い世代なら鎮痛剤などの対処療法か、低用量ピルで治療します。

内膜は女性ホルモンに刺激されて活発になり、その刺激をゆるやかにするのが低用量ピルです。

当然、月経痛も軽くなります。

ピルを飲んでもよくならないときは、手術が必要なこともあります。

子宮内膜増殖症

どんな病気?

子宮内膜症と一見似ているけれど…。

こちらは、場所は合っているけれど内膜自体が勝手に増えてしまうという症状です。

かつては40代以降に多かった病気ですが、最近若い女性にも増えています。

ひどいと、コップの水をひっくり返したように出ることがあります。

経血を止めようと子宮が収縮するために、月経痛が重くなることもあります。

生理以外に出血する、不正出血もよくみられます。

最も頻度が多い出血のために、貧血になる人も多いです。

子宮内膜が増殖する原因ははっきりわかっていませんが、女性ホルモンが関わっていることは確かです。

妊娠・出産経験のない女性が増えていることから、晩産化も一因と考えられます。

内膜がリセットされる機会がないことがリスクを高めています。

こんな人は注意!

  • 月経量が多い
  • 不正出血がある
  • 月経痛がひどい
  • 貧血

予防と対策法

30代で出産未経験なら、検診を欠かさずに受けましょう。

子宮内膜増殖症は、なっても自然に治ることもありますが、まれに子宮体がんに移行することもあります。

もし可能性があり、と指摘されたら検診はまめに受けましょう。

並行して、低用量ピルで内膜の増殖を抑えるなどの治療を行うという方法もあります。

子宮筋腫

どんな病気?

子宮筋腫とは、子宮の筋肉や内膜の下にできる腫瘍のことです。

腫瘍といっても良性で、いわば「こぶ」のようなものです。

女性ホルモンの影響でできるもので、婦人科系のなかでもポピュラーな病気のひとつです。

30代以降の女性なら、3人に1人は持っているとされています。

できる場所や大きさ、数によって症状は変わってきます。

最も多いのは、子宮の壁の中にこぶが育つ”筋層内筋腫”です。

この筋腫が大きくなると子宮の壁も膨らんで厚くなるため、内膜の量が増加します。

経血量が増えて、月経痛も重くなります。

内膜の下にできる”粘膜下筋腫”でも、同じような症状が出ます。

子宮の外側にできる”漿膜下筋腫”だと、子宮内膜に影響があまりないため、自覚症状も少ないです。

大きくなるまで気づかないこともあります。

肥大すると周りの臓器を圧迫して腰痛や便秘、頻尿の原因になることがあります。

こんな人は注意!

  • 月経量が多い
  • 月経期間が長い
  • 月経時にかたまりのような血が出る
  • 腰痛
  • お腹が張る
  • 貧血

予防と対処法

命に関わる病気ではないけれど、大きくなるほど経血量が増え、貧血などのトラブルも生じます。

また、場所によっては妊娠・出産の妨げになることもあります。

定期検診を受け、もし筋腫が見つかったら、油断しないで経過を見守ることが必要です。

周りの臓器を圧迫したり、妊娠の妨げになる場合は手術も必要です。

お腹を切らない手術も選択肢に入れてください。

いずれにしても筋腫は再発しやすい病気です。

早めに切除したのに妊娠した時期にまた…なんてことがないよう、手術をするなら、時期を考えましょう。

子宮頸がん

どんな病気?

「頸」の文字通り子宮の首、入り口にできるがんです。

婦人科系のがんというと、中高年の病気と思われがちです。

でも、この子宮頸がんは、20~30代の女性が多くかかる病気です。

原因となるのは、セックスを介してうつる、ヒトパピローウイルス(HPV)です。

HVP自体は100種類以上もある、非常にありふれたウイルスです。

そのうちの、ハイリスク型のHPVが、子宮頸がんを引き起こします。

数ある中からハイリスク型のHPVだけを避けることは難しく、セックス経験があれば誰でも感染する可能性があります。

さらに子宮頸がんが怖いのは、症状がほとんどないという点です。

症状が進むとおりものが増えたり、不正出血が起きることがありますが、それもまれです。

また、子宮の入り口がただれる”子宮膣部びらん”でも、似たような症状が出ることがあります。

症状がでないからと安心せず、でも症状を過剰に怖がらないようにしてください。

まずは、医師のチェックを受けてください。

こんな人は注意!

  • まれに不正出血。初期だと症状はほとんどない

予防と対策法

ウイルス感染を防ぐためにワクチンもあるけれど、ワクチンは頸がんを起こすすべてのウイルスに対応していません。

完全に防ぐことは難しいですが、コンドームを常に使うことは感染予防に有効です。

そして、年に1度の検診を必ずうけましょう。

高いリスクタイプのウイルスに感染してもすぐにがんになるわけではないし、がんの前の”異形成”の段階で見つけられれば治療も早いです。

仮にがんになっていても、初期なら頸部をレーザーで切り取る、簡単な手術で完治が可能です。

婦人科検診や、自治体の子宮頸がん検診を、ぜひ習慣にしてください。

 

子宮体がん

どんな病気?

子宮の中に悪性腫瘍、つまりがんができるのが子宮体がんです。

閉経後の女性に多い病気として知られているけれど、若い世代にも見られます。

若いうちから不正出血がある、親族が婦人科系のがんにかかったことがある、といった人は油断しないでください。

頸がんと違って、体がんには何かしら症状があるのが特徴です。

不正出血や月経不順、色のついたおりものが出るなどの症状がみられることがあります。

こんな人は注意!

  • 茶色いおりものが出る
  • 下腹部痛がある
  • 不正出血がある

予防と対策法

子宮体がんは、子宮内膜増殖症と関係があることがわかっています。

不正出血や月経過多で増殖症と診断された人は、検診を欠かさないでください。

また、増殖症でなくても不正出血や月経不順などは放っておかないことが大事です。

自治体の検診では、子宮体がんが対象になるのは40歳からです。

20~30代なら、婦人科検診のオプションで受けるのが一般的です。

ただ、体がんの検査は子宮内部の細胞を採取するため、人によっては痛いこともあります。

リスクが高くないなら、細胞検査は無理に受けず、定期的なエコー検査だけでもいいでしょう。

最新の超音波検査機は性能が高く、子宮内膜の様子もわかります。

気になるものが見つかったら、内膜の検査をすればいいのです。

まずはエコーを受けてみてください。

卵巣嚢腫

どんな病気?

普通の卵巣は、親指の頭程度の大きさです。

この中にいろいろなものが溜まって腫れてくるのが、卵巣脳腫です。

水のような内容物がたまる”漿液性脳腫”や、内膜症の一種である”チョコレート嚢腫”のほか、脂肪や髪の毛が溜まる”デルモイド脳腫”など、さまざまな種類があります。

大きくなる場合もあれば、直径3cm程度でずっとそのまま、という人もいます。

ただし、卵巣は「沈黙の臓器」ともいわれ、不調があっても症状が出ないところです。

不正出血や月経不順がある場合もありますが、たいていは7cm程度まで腫れないと症状が出ません。

卵巣が腫れているかを見分けるには、超音波検査が早道です。

やはり、婦人科検診がマストです。

こんな人は注意!

  • 下腹部が痛い
  • 腹部が腫れているような違和感がある
  • 腰痛、脇腹痛(肥大した場合)

予防と対策法

もし、卵巣嚢腫と診断されたら?

卵巣嚢腫の多くは良性で、がんになるとは限らないけれど、卵巣がんも増えている病気です。

特にチョコレート嚢腫は、卵巣がんのリスクが高まるとの報告もあります。

定期的に検診を受けて、経過をきちんと見守ることが大切です。

7cm以上に腫れてくると、重みで卵巣がねじれてしまう危険もあります。

壊死などを起こすと大変です。

テニスボール大になってきたら、卵巣の内容物を取り出す手術をしたほうがいいでしょう。

機能性月経困難症

どんな病気?

生理のたびに痛くて普通の生活が遅れない、頭痛も吐き気もある…。

こうした症状は、前述した子宮内膜症や子宮筋腫などが原因の場合があるけれど、原因がわからないケースも多いです。

検査では病気が見つからないけれど、日常生活に支障をきたすくらいの痛みがある状態を、機能性月経困難症といいます。

子宮を収縮させる働きのある痛み物質・プロスタグランジンの量が多いことなどが、原因と考えられています。

こんな人は注意!

  • 日常生活を送れないほど月経痛
  • 吐き気がある。または吐いてしまう
  • 腰痛や背中の痛みがある

予防と対策法

最も一般的なのは、m鎮痛剤での対処療法です。

早めに飲むのがコツ。

”痛み止めはクセになるから”などとギリギリまで我慢する女性もいますが、痛みだす前にタイミングよく飲むことが大切です。

それでもラクにならにようなら婦人科で相談をしてください。

痛みが10分の1程度ななるなど、低用量ピルでかなりの改善が図れます。ピルは自費診療で処方される薬ですが、最近は月経困難症の治療用として、保険が適用される超低用量ピルも発売されていますので、ぜひ相談をしてください。

ピルは副作用が…という声もよく聞くけれど、用法を守って、異常を感じたら飲むのをやめて医師に相談する。

ほかの薬と変わりません。

正しく使えば、働く女性の頼もしい味方になってくれる薬です。

無排卵症

どんな病気?

何らかの原因によって、排卵が起きていない状態です。

排卵障害ともいい、過度のストレスや無理なダイエットが原因になることもあります。

脳からの指令でさまざまなホルモンが分泌され、起こるのが排卵です。

ストレスや無理なダイエットは、その指令系統を乱してしまうのです。

排卵が起きない状態が続くと、将来不妊になる恐れがあります。

また、女性ホルモンの乱れは自律神経や免疫系に影響を及ぼします。

肌荒れや髪のトラブルなど、美容面でもいいことナシです。

そうならないためにも、無排卵のサインを見逃さないでください。

月経と月経の間が2週間程度しかない、あるいは40日以上あく、という場合は要注意です。

こんな人は注意!

  • 生理と生理の間が極端に短い
  • 生理のとき、少量の出血がだらだらと続く
  • 生理と生理の間が40日以上あく

予防と対策法

排卵していなくても生理は起こるものです。

生理は来るから大丈夫と安心してはダメです。

まずは基礎体温を表をつけてみることをおすすめします。

低温期の最後のほうに排卵が起きて高温期が始まり、月経が始まると再び低温期に戻るのが、普通の基礎体温です。

高温期がない、基礎体温の高低がバラバラ、という状態が続くなら無排卵の可能性大です。

思い当たる人は、生活習慣を今すぐ改めてください。

無理なダイエットはしない、眠る時間を増やしてストレスに強い心と体を作る。

そんな心がけが、改善に役立つはずです。

乳腺症

どんな病気?

乳腺が腫れて痛み、特に月経前にひどくなります。

30代以降の女性の胸のトラブルで一番多いのが、この乳腺症です。

女性ホルモンの影響で乳腺が張り、それが痛みや腫れになります。

小さなしこりを感じることもあります。

しこりと聞くと「もしかして乳がん?」と心配になるけれど、乳がんは痛みがないのが特徴です。

痛みがありさらに左右両方にあるならほぼ乳腺症と思われます。

痛みがなく、つるりとしたかたまりを感じる場合は、乳腺線維腺腫のことがほとんどですが、心配なら専門医の診断を受けましょう。

こんな人は注意!

  • 小さなしこりがある
  • 生理のサイクルでしこりの様子が変わる
  • 張りがあって痛む

予防と対策法

乳腺症は、女性ホルモンの影響で起こる病気です。

月経が終わればラクになることも多く、治療の必要はないけれど、自分の乳房をチェックする習慣はつけておきたいです。

よくある、触って行うチェックもいいけれど、自分でしこりを発見するのには限界があるし、乳腺症の場合、触りすぎると痛みを起こすこともあります。

まずは、自分の目で見て確認することをおすすめします。

方法は簡単、お風呂に入る前に、毎日鏡でチェックするだけです。

いつもと違うへこみがないか、乳首の向きがヘンじゃないか、分泌物が出ていないか。

そんなことに気をつけるだけでも、十分セルフチェックとして役立ちます。

そして、機会をとらえて1~2年に一度は超音波検診を受けてください。

もし気になることが見つかったら追加でマンモグラフィーを受けましょう。

 

月経前症候群(PMS)

どんな病気?

常に変動する2つの女性ホルモンの影響を受けているのが女性の心と体です。

特に大きく変動するのが、月経の前の、2週間くらいの間です。

妊娠をキープするためのプロゲステロンという女性ホルモンの分泌が盛んになる時期です。

このときにさまざまな症状が起きることがあるのですが、それをひっくるめて月経前症候群と呼びます。

甘いものが食べたい、常に眠い、いつもは何とも思わないことが気に障る、落ち込む…。

現れる症状や程度は人それぞれですが、月経のある女性の8割は、何らかのPMSを抱えているとされています。

特に20~30代の、女性ホルモンが活発なときは、PMSも強く出やすいです。

とても身近な病気だけれど、不調と把握しないまま過ごしている女性も多いです。

月経の10日から2週間くらい前に決まって不調が起きているならこのPMSかもしれません。

体調などの記録をつけてみてください。

こんな人は注意!

  • お腹が張る、痛い
  • 一日中眠い
  • むくむ
  • 常にイライラする
  • わけもなく落ち込む
  • 食欲が増す
  • ニキビができる

予防と対策法

PMSを悪化させてしまう原因は、やはりストレスです。

毎月つらい…、という人は、生理の直前には仕事を詰め込まないなど、月経のサイクルに合わせたスケジューリングを心がけてください。

そのうえで体を温める、マッサージでむくみを取るなどのセルフケアをしてください。

それでもつらい場合は、メディカルケアに頼るという手もあります。

漢方が役に立つこともありますし、落ち込みがひどくて会社に行けない、という場合はメンタルを安定させる薬で緩和することもあります。

また、PMSにもピルが有効です。

ピルは排卵を抑えるため、プロゲステロンの分泌がゆるやかになります。

それに伴って、心や体のトラブルも大幅に減ります。

カンジダ膣炎

どんな病気?

膣の中の細菌バランスが崩れて、カンジダ菌が活発になることで起きるトラブルです。

膣の中には腸と同じように、善玉菌をはじめ、さまざまな菌が棲み着いています。

カンジダ菌も常在菌のひとつですが、疲れや風邪、ストレスなどで善玉菌の働きが弱まると活発になります。

膣内に炎症と、強いかゆみを引き起こします。

ポロポロとした白いおりものが出たり、おりもののにおいが強くなるのも特徴です。

こんな人は注意!

  • 外陰部に強いかゆみがある
  • 外陰部が腫れる
  • 生臭いにおいがする
  • 白っぽいおりものが出る

予防と対策法

カンジダ菌が優位にならないよう、菌バランスを整えるには?

疲れやストレスを溜めないことが基本です。

また、清潔に保とうと膣を洗いすぎるのも実は逆効果です。

いい菌まで洗い流してしまいます。

おりものが気になるときは、表面をさっと洗う程度にします。

さらに、おりものが増える時期こそ、風通しをよくすることが肝心です。

カンジダ菌は空気を嫌う菌です。

密閉してしまうと、栄養いっぱいのおりものをエサに増殖していきます。

お風呂から上がったらしばらくは下着を着けずに空気に触れさせるのも一案です。

また、汚れが気になるから、と常におりものインナーを着けておくのも逆効果のことがあります。

よほど量が多いとき以外は、コットンなど通気性のいい下着で過ごすのがおすすめです。

性感染症

どんな病気?

セックスの経験がある人なら誰でもうつる可能性があるのが、性感染症です。

子宮頸がんと同じHPVの一種が原因で、性器に無数のイボができる尖圭コンジローム、膿のようなおりものが出て、焼けるようなかゆみが起きるトリコモナス膣炎…。

ウイルスや微生物、病原菌など原因はいろいろで、症状もそれぞれ違います。

おりものの異常や、陰部のかゆみ、痛みが典型的な症状ですが、なかにはほぼ無症状なものもあります。

その代表が、20~30代に広がっているクラミジア感染症です。

クラミジア・トラコーマティスという微生物が原因の感染症です。

粘膜に炎症を起こしますが、症状はほとんどないため、気づかないうちに膣から子宮へと炎症が広がってしまうことがあります。

病巣が卵管に広がり、炎症でふさがってしまうと、不妊の原因にもなるというから要注意です。

こんな人は注意!

  • おりものの異常
  • 陰部のかゆみ、痛み、灼熱感など

予防と対策法

感染症から身を守る方法は、セックスをしないか、するならコンドームを使う。

この2つだけです。

子宮頸がんの予防のためにもコンドームは必ず使用してもらってください。

さらに婦人科検診で、一度はクラミジアの検査をしてください。

感染している場合は、抗生物質などで治療します。

女性は体の構造上、男性に比べて性感染症にかかりやすいです。

自衛することを忘れないでください。

 

 

もしかすると病気のサイン?気になる症状をチェック

Q.最近、経血の量がすごく多い気がする。

A:女性ホルモン分泌が活発になしるし。

ただし、ナプキンが1時間もたないくらいの量は、病気を疑って。

20~30代前半は、人生のなかで女性ホルモンがいちばん活発なときです。

ときどき経血量が増えることもあります。

でも、1時間に一度ナプキンを替えないともたない、血のかたまりのようなものが頻繁に出る、という増え方は要注意です。

子宮内膜や、子宮の壁に何か異常があるかもしれません。

注意したい病気

  • 子宮内膜症
  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮筋腫

Q.なぜか3日くらいで終わっちゃう。友達に聞いたら「短い」って。

A:ホルモンバランスが一時的に乱れると短めに。

不正出血の場合もあるので油断しないで。

経血の量は、女性ホルモンの量と関係があります。

加齢やストレスでホルモンバランスが崩れると少なくなることもあります。

でも、30代でいつも3日くらい、ならちょっと心配です。

排卵が起きていないか、子宮内膜症や子宮ポリープなどのトラブルも考えられます。

まず、基礎体温を記録しましょう。

注意したい病気

  • 子宮内膜症
  • 子宮体がん
  • 無排卵症

Q.生理が来るまでの日数がまちまちです。これって異常?

A:多少の幅は誰にでもあるもの。でも、極端に短い、長い状態が続くなら要注意!

月経は、25日から38日の間に1回来ていれば、正常の範囲です。

毎月ぴったり同じ周期じゃなくても大丈夫です。

ただし、39日以上あくなら無排卵の可能性があります。

また、20日など短い間隔で出血が来る場合は、不正出血が混在していることもあり得ます。

極端に長い・短い状態が続くなら受診してください。

注意したい病気

  • 無排卵症などの排卵障害

Q.生理の時期になると、鎮痛剤が手放せないくらいお腹が痛くなる。いつも我慢しているけど…。

A:鎮痛剤を飲むタイミングを改めても治まらないなら、月経困難症かも。

一度受診を。

月経痛は、多くの女性に多かれ少なかれあるものです。

痛み出す前に鎮痛剤を飲むことで、たいていの場合は緩和できます。

が、それでもふだんの生活を送れないくらい痛むなら、早めに婦人科チェックを受けましょう。

若いうちから月経痛が重い人は、子宮内膜症などにかかりやすいという見方もあります。

注意したい病気

  • 子宮内膜症
  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮筋腫
  • 機能性月経困難症

Q.生理の前になると眠くてたまらない。仕事が手につかず、困っています。

A:ホルモン分泌の変動につられて気分や体に変化が起こる、月経前症候群かもしれません。

夜しっかり寝ても昼間眠くなる、ささいなことでイライラする、食欲が異常に増す。

こうした心や体の変化が毎月決まった時期に見られるなら、女性ホルモンの変動が原因で起こる月経前症候群(PMS)かもしれません。

思い当たる人は、日々の気分や体調の変化を記録してみてください。

注意したい病気

  • 月経前症候群

 

Q.生理と関係なく、血が出ることがあるんです…。

A:排卵時期に出血することも。

ダラダラ続くようなら、何らかの異常を疑って。

ホルモンの変動によって、排卵日の前後にほんの少し出血することはあります。

決まった時期に少量、なら心配ありません。

でも、不規則に出血する、少量だけれど何日も続く、というときは注意をしてください。

子宮内膜が厚くなる子宮内膜増殖症や、子宮の入り口の炎症などによって、症状が出ることもあります。

注意したい病気

  • 子宮内膜増殖症
  • 子宮頸がん

Q.便秘でもないのにお腹が張る。病気でしょうか?

A:子宮筋腫や卵巣嚢腫が大きくなると、こうした違和感が。

超音波検査を受けてみて。

生理の前になると、むくみなどでお腹が張るという女性は多数です。

その場合は心配ありません。

が、まれに気づかないうちに大きくなった子宮筋腫や卵巣嚢腫が腸を圧迫し、それが違和感のもとになっていることがあります。

しばらく超音波検査を受けていない、という人はこの機会にチェックをしてください。

注意したい病気

  • 子宮筋腫
  • 卵巣嚢腫

Q.気づいたら最近、生理が来ていないかも!

A:妊娠に心当たりは?

すぐにメディカルチェックを。

病気が隠れている可能性大。

いつものサイクルから1週間以上過ぎているなら、妊娠検査薬を試してみてください。

妊娠していないなら様子をみて、2週間たってもまだ来ないなら、婦人科に相談をしてください。

ダイエットやストレスなどで無排卵が続いているか、女性に多い甲状腺ホルモンの異常が原因で排卵障害が起きることもあります。

注意したい病気

  • 無排卵症

Q.おりものがヘン!量が多いし、においもキツいような。

A:いつもと様子が違うおりものは、炎症などのサインかも。

おりものや、月経のサイクルとともに変化します。

排卵日や生理前に量が増えたりにおいが強くなるのは、正常の範囲です。

でも、いつもと違う色や、経験のないようなにおいの場合は要注意です。

性感染症(STD)や、子宮頸部の炎症、膣の細菌バランスが崩れて起きるカンジダ膣炎のこともあります。

注意したい病気

  • カンジダ膣炎
  • 性感染症