口のニオイは正しいケアで

 

ニンニクを食べた後に限らず、自分の口のニオイが気になった経験は誰しもあるのでは?

ただ、それが常にするとなると、祖の悩みは大きいものです。

「口臭は『他臭症』と『自臭症』の2つに分類できるんです。」

と、口臭外科を設けている、ふかさわ歯科クリニックの深沢一先生。

「自分ではまったくニオイに気づかず、周りの人に指摘されるケースが他臭症。一方、自分でニオイを感じて思い悩むのが自臭症。相談に来る人の80%が、この自臭症なんですよ。」

そもそも口臭の原因になっているのは、口の中の細菌、なかでも酸素を嫌う細菌(嫌気性菌)が発生するガスです。

どんな人でも無臭ということはあり得ません。

口の中のニオイを計測しても、自臭症の人は気にして頻繁に歯磨きをしているぶん、平均値より低い場合がほとんどです。

かといって思い込みという言葉では片づけられない問題もあります。

自臭症

自臭症って何?

とりたてて疾患がないぶん厄介なのが自臭症です。

思春期に親兄弟などから言われた軽口がキッカケになることが多いです。

誰かが何気なく鼻を触るのを見ても、自分の口臭が原因かと思ってしまいます。

他人のしぐさや言葉に敏感に反応してしまい、ひどくなると、外出するのも困難になります。

実際にニオイはないの?

残念ながら”思い込み”の一言では片付けられないこともあります。

気に病むあまり、歯磨きしすぎたり舌苔を取りすぎて、はがれ落ち粘膜が細菌のエサになり臭います。

また、緊張すると舌の動きが止まり唾液の分泌が低下、嫌気性菌も活発になり、口臭がするようになります。

断続的がゆえ本人には強烈に自覚されます。

口臭外来での治療とは?

現実に発生してしまった口臭の原因を取り除くには基本的にはカウンセリングが主体になります。

思い込みからくる悪循環を正します。

歯石を取ったり適切な歯周治療を行ったりするほか、正しい歯磨きの仕方の徹底指導も行われます。

家庭でできる口臭防止のための口腔ケアの指導にも力を入れられています。

他臭症

実際に口の中にトラブルがあるのが他臭症です。

例えば歯周病が進行していたり大きな虫歯があるなどして、炎症を起こしている場合がそうです。

ただし本人はニオイを感じません。

人間の嗅覚は麻痺しやすく、常時ただよっているニオイは自覚できません。

疾患を治療すればニオイも治まるはずです。

いますぐできる口臭ケア法

食後より起き抜けの歯磨きが有効!

睡眠中は唾液の分泌が低下、菌が繁殖しているので歯垢てんこ盛り状態です。

そのまま食事は嫌ですよね。

食べれば自浄作用が起こるので、食後は食べカスを取って軽くうがい程度でOKです。

実は大切な、舌苔の取りすぎに注意。

舌苔が口臭の原因と思い込み、徹底して除去しようとする人がいるけれど、これは×です。

本来必要な舌乳頭まではぎ取ってしまいます。

これが沈殿物となり、かえって口臭の原因になることもあります。

研磨剤や泡立ち成分入りの歯磨き剤はNG。

市販の歯磨き剤は、合成界面活性剤が含まれるものがほとんどです。

界面活性剤は粘膜を傷つけてはぎ取るうえ、唾液を減少させ、口中を乾燥させます。

選ぶ時は気を付けてください。

電動歯ブラシを買うなら音波式が◎。

音波式なら触れるだけでいいから難しいテクニックは不要です。

なのに細菌を除去する効果は高くおすすめです。

ガムコロコロ法で唾液の分泌を活発に。

舌を使ってガムをボール状にキープします。

無意識に舌を微妙に動かすことになり、酸素に満ちたサラサラの唾液が絶え間なく出ます。

お茶、コーヒーは食後のみ。水をたくさん飲もう!

緑茶やウーロン茶、紅茶、コーヒーなどはphを酸性に傾けるだけでなく、唾液の分泌を低下させます。

そのため、細菌が活性化し、口臭の発生につながります。

水分の補給はまめにすることです。

しかも常に水で!

和食を基本にした食生活がベスト。

口腔内に残りにくい和食がいいです。

30回以上噛んで唾液分泌を促せば、さらによしです。