依存症:買い物、ギャンブルがやめられない。

 

例えば、よく耳にする「スマホ依存症」。

片時もスマホを手放せず、家に忘れると不安の極致に…、そんな状態を指すようだけれど、スマホはもはや日常的なツールだし、それに頼ることは珍しいことじゃない。

そうした状態を依存症とは呼びません。

大切に思う人や事柄があり、それで幸せな気分になるのは悪いことではありません。

依存と依存症は別です。

が、その嗜好が一極集中するなど、一定レベルを超えることで問題が起きることを依存症といいます。

”好きか嫌いか”という感情の先にある、依存症。

つまりは、誰にでも起き得る問題です。

どんな行動が依存症と呼ばれ、対策はどうしたらいいか。

そんなことを知っておきましょう。

依存症Q&A

Q.依存症の定義は?

A.何かに凝るのは、誰にでもあることです。

それが”依存症”と呼ばれるかどうかのボーダーラインは、その行動によって、本人または周りの人が極端に困るか否かにあります。

金銭面や人間関係に破綻をきたすような行動は、依存症です。

買い物がやめられず、両親の生活費にまで影響が…、そんな状態は、依存症の可能性が大です。

Q.陥ってしまう理由は?

A.買い物やギャンブルで得た快楽は、一時的にコンプレックスを解消してくれます。

それを繰り返し得ようとするうちに、依存症に移行していきます。

やがて罪悪感を感じるようになるが、人の心には罪悪感を感じると余計にその対象に向かってしまうという、不思議なメカニズムがあります。

Q.急になることもある?

A.依存症は、きちんとセルフコントロールしなければダメだと考えるような、真面目な人が実はなりやすいです。

性格による部分も多く、徐々に依存していくケースが多いです。

が、突然なることもあります。

肉親の死や婚約破棄など、人生の危機ともいえる体験をきっかけに、依存症に走る人もいます。

Q.主な症状は?

A.女性に多いのはまず、買い物依存症です。

高級ブランドを買うことで自分が変われる。

そんな意識があるようです。

アルコールやギャンブルへの依存症も増えています。

また、圧倒的に多いのが摂食障害です。

食べ物や、痩せることへの執着が頭から離れないという点で依存症の一種ですが、成り立ちが若干違い、”依存症のいとこ”のような存在です。

買い物

物を手に入れることや、店員に接客されることが快楽に。

無理に買い続けることでクレジットカードの未払いが累積し、破産状態へ。

摂食障害

過食や拒食、またはその両方を繰り返す。

本人は気づかないことが多く、周囲が困って専門機関に相談に行くケースが多い。

ギャンブル

競馬やパチンコなど、男性に多いと思われがちなギャンブルだけれど、ビギナーズラックの快感からはまってしまう女性も多い。

 

ネットやゲーム

どちらも日常的なものだけれど、ネットサーフィンのしすぎで寝坊し、会社に行けない…など、社会生活に支障が出始めたら要注意。

 

もし、自分がなってしまったら、どうしたらいい?

人に話す

依存症かもしれないと気づいたら、その不安を誰かに話す。

それだけで依存状態から抜け出せる人もいます。

信頼できる知人にでもいいし、匿名で話せるウェブ上のコミュニティに酸化しても。

専門家にかかる

自分でケアしきれないときは専門家の手を借りましょう。

ただし、相談先選びはきちんと。

専門医は少ないのが現状ですが、臨床心理士会での紹介のほか、保健所で相談に乗ってくれるところがあります。

依存症についての本を読む

自分が依存症だと気づかなければ、対策は始められません。

依存症について書かれた本を手に取ってみてください。

自分の行動を知り、依存症のメカニズムを理解する助けになるはずです。

身近な人がなってしまったら…

手を貸さず、見守る

知人や家族が依存症に陥ったら。

手助けしたくなりますが、それはかえって逆効果です。

例えば、買い物依存症の女性の借金を両親が肩代わりするケースが多いです。

でも、そうして助けられても、「また買い物ができる」と買い始める例は後を絶ちません。

さらにエスカレートすることもあります。

周りは下手に手を出さず見守りましょう。

悩みを打ち明けられたら聞き役になり、共感を伝えるなどのサポートを。