ストレス:検査で異常がない。胃腸の不調はストレスが原因の可能性大!

 

月曜の朝になると胃が痛い、通勤電車の中で必ずトイレに行きたくなる…。

胃薬や整腸剤を飲んでも治らない胃痛や腸の不調は、精神的なことが原因になっていることが多いです。

胃や腸の働きは、脳からの指令を受けて自律神経でコントロールされています。

ストレスは脳の視床下部などに影響を及ぼすため脳の指令と自律神経の働きもアンバランスになります。

これが、胃腸のトラブルにつながると考えられます。

ストレス性の消化器トラブルは、レントゲンや内視鏡検査では異常が見つからないことが多いです。

メンタルに原因があるかどうかはっきりさせるためにも、症状が長引く場合は、一度心療内科などで診察を受けてください。

症状のパターンはいろいろ

不調の種類はおおまかに分けて3種類です。

各症状内にあるチェックリストにあてはまれば、ストレス性の可能性ありです。

胃が痛い!

空腹時や、不安を感じたときにみぞおちのあたりがシクシク痛む。

これが、ストレスによる胃炎の典型的な症状です。

胃では胃酸が分泌される一方で、粘膜を守るために防御機能が働いています。

このバランスがストレスによって崩れると、粘膜に炎症が起き、痛みの原因になります。

胃と腸をつなぐ器官である十二指腸も、ストレスによって炎症が起きやすい場所です。

みぞおちの右よりが痛む場合は、十二指腸炎や十二指腸潰瘍の可能性があります。

こんな人は注意!

□ 食欲がなく量が食べられない

□ シクシクとした痛みが続く

□ 空腹時に痛み、食べると治まる

下痢と便秘を繰り返す

ストレスにより、腸の働きが安定しないのがこの過敏性腸症候群です。

便秘と違い、こちらは腸の活動が活発になりすぎている状態です。

どちらかというと下痢気味であることが多いです。

それも、緊張したり不安を感じる場面で多く起こります。

通勤電車に乗れないなど、深刻な悩みを抱えている人も多いです。

セルフケアで良くならないようなら、消化器科に相談してください。

薬剤やカウンセリングで治療すれば、必ず良くなる病気です。

こんな人は注意!

□ 通勤電車など混んだ場所でお腹が痛くなる

□ 緊張する場面でお腹が痛む

□ 常に下痢気味で、突然便秘になる

 

便秘がち

自律神経が正しく働かないために便意が起こりづらくなり、便秘になるパターンです。

ストレスを抱えている人の生活はたいてい多忙です。

トイレに行く時間をゆっくり取れないことも一因です。

便意を我慢し続けていると腸が鈍感になり、便意を感じづらくなってしまうのです。

便秘を気にすることでさらに腸の働きが鈍り、慢性便秘に…という悪循環に陥ることもあります。

コロコロと硬い便が少量出るだけ、というのも典型的な症状です。

こんな人は注意!

□ トイレに行く時間がないほど忙しい

□ 環境が変わると便秘しやすい

□ 硬くてコロコロした便が出る

対処法

日々の生活のなかで受けてしまったストレスを和らげるのは、食習慣に気をつけることとメンタル面のフォローが大切になります。

食習慣編

水分をしっかりと摂る

忙しいとおろそかになりがちなのが、水分補給です。

水分は便通を整えるのに欠かせません。

便秘がちな人は1日1リットルくらいを意識して飲んでください。

ただし、過敏性腸症候群には、下痢を増長する作用が強い牛乳は避けてください。

辛いものなど刺激物も控えましょう。

朝食をしっかりと摂る

食事はほぼ決まった時間に摂るのが理想です。

消化器系のリズムを保ち、便秘を防ぎましょう。

忙しいと特に朝食がおろそかになりがちですが、少量でも食べる習慣を心がけることです。

朝の空腹時に痛むことが多いストレス性胃炎も、朝食を摂ることで症状が和らぎます。

根菜や、噛みごたえのある野菜を摂る

便の状態を整えるために積極的に摂りたいのが、食物繊維です。

ごぼうや人参、れんこんなどの根菜を選びましょう。

ほかの野菜も、ブロッコリーやかぼちゃなど噛みごたえがあって食物繊維が多く含まれているものを選びましょう。

この場合もたっぷりの水分と一緒に、がポイントです。

メンタル編

空いた時間に予定を詰め込まない。

ストレス性の胃腸トラブルを抱える人に多いのは、真面目で繊細なタイプです。

空き時間を作ってはいけない、と予定を詰め込みがちですが、何もしない時間を持つのも大切です。

友達に誘われたときも無理に合わせたりせず、時にはひとりで過ごしてリラックスしてみてはいかがでしょうか?

人に話そう。

悩みを誰かに話すことは想像以上に大切です。

気の許せる友達でもいいし、心療内科などのカウンセリングを利用してもいいです。

思いを吐き出すことは、心のデトックスになります。

人に悩みを聞いてもらうだけで、症状が改善するケースもあります。

アロマを上手に利用

鼻から脳に直接香り成分の刺激が伝わるアロマテラピーも、メンタルケアに活躍します。

ストレス対策の定番エッセンシャルオイルはネロリです。

健胃作用があるのはカモミール、便秘にはフェンネルを利用してください。

湯船に垂らしたり、キャリアオイルに混ぜてマッサージに使うこともできます。